アパート・マンションに空室が出ると、オーナーさんとしてはいち早くお客さんに入居してもらいたいので、さまざまな不動産会社に入居者募集の依頼をだして募集をしてもらいます。ただし、そんな入居者募集にも思わぬ落とし穴があったりします。
大きくわけると「入居後の家賃滞納」と「クレームや問題のあるお客様」だと思います。
■入居後の家賃滞納
オーナーさんとしては、入居してもらった後に毎月しっかりと家賃を支払って貰えればローンの返済を含め資金繰りが問題なく進むので、一番大切な要素となりますよね。しかし折角入居してもらったお客様でも家賃滞納が頻繁に起こると困ってしまいます。以前であれば保証人を付けてもらって、保証人に支払って貰ったりしましたが、それも遠方の保証人では、うまく連絡が取れなかったり、保証人になっていることをしっかりと認識していなく、未払い分の支払いを拒否されたりするトラブルも多いようです。
そこで、最近ではほとんどの物件で保証会社を付けてもらっているようです。保証会社は家賃滞納があった場合に保証会社がオーナーさんに家賃を支払ってくれるのでオーナーさんからすると安心です。しかし、保証会社からすると家賃の立替があったり、督促業務が増えると人員の増員が必要にもなるので、滞納するお客様はいち早く退去してもらう方向に進めるので、また空き室になるだけですね。ですから、オーナーさんとしても不動産会社が探してくれた入居希望者の書類をチェックして、しっかりとした定職があって身分がキッチリとしている人を選んでいかないと入居後に困ってしまいます。
■クレーマーや問題のあるお客様
先ほどの家賃滞納よりも、オーナーさんにとってやっかいなのがクレーマーや問題のあるお客様です。
ルームクリーニング後のお部屋に虫が出たりすると、それだけでクレームを言ってきたり、「下水道のにおいがする」「水の出が悪い」「部屋が暑い/寒い」「隣の入居者がうるさい」「共用部分にゴミが落ちていた」などなど、いろんなクレームをぶつけてくる方もいらっしゃいます。賃貸住宅は新品でなければ共同で利用するお部屋だという事を理解してくれず、自分勝手なクレームばかりをぶつけてくる入居者もいらっしゃいます。
それと合わせて大家さんに「迷惑料を支払え」と請求してくるクレーマーもいるようなので気を付けましょう。
また、入居審査が通った後は好き勝手に使ってしまう入居者もいるのです。一番問題になるのが、入居者以外の人が利用している場合です。特に犯罪に利用されているケースもあり、気が付いたら麻薬の製造販売に利用されていたり、風俗に利用されていたり。
最近では、転貸として複数人の事務所として利用されていたり、airbnbでの旅行客を宿泊させるお部屋として勝手に利用されている場合もあるので、不特定多数の人に利用されてしまうと、他の入居者へ迷惑をかけるケースもあるので、気を付けてましょう。
明日は、上記のよな入居者を入れない方法について考えていきましょう。