賃貸住宅フェアin名古屋 シェアハウス

賃貸住宅フェアで、名古屋のシェアハウス市場についてのセミナーもあったので聞いてきました。
戸建て物件や、大きめのマンション、社員寮を利用したシェアハウスだけでなく、事務所なんかも改装してシェアハウスとして運営されていらっしゃるということで、空き家の活用方法としても面白いのかと思いました。

■シェアハウスとは!?
一つの家に複数人で生活をする賃貸住宅のことをいいます。各自の部屋と入居人全員で利用するLDKや水回りが用意されています。友人同士でやっていらっしゃる「ルームシェア」より少し規模が大きくなり、共用部分の掃除などをしてくれる管理人さんがいらっしゃったりするような形態です。

■シェアハウスの市況(2013年8月)
全国で2744棟が運営されているが、首都圏に多く、東京2057棟(第1位)、神奈川244棟(第2位)、埼玉129棟(第3位)、大阪97棟(第4位)、愛知31棟(第7位)といった感じで東京以外には、まだまだ浸透していない状況となっている。

■名古屋のシェアハウス市況
2011年に初めてシェアハウスとしての募集が始まり、徐々に増えている状態である。2015年の6月には52棟(約800室)が運営されており、増加している傾向である。

名古屋での人気物件
・駅から徒歩10分以内の物件が全体の90%となっているが、やはり駅近物件に人気があつまる。特に駅から5分以内の物件には人気があり入居率も高く保てる。
・家賃は、4万円台が人気があり、4.5万~5万円の間で提供している物件が多い。
・1部屋の大きさは5~8畳程度が全体の72.7%となっており、特に6~7帖の大きさが多い。
・家賃を安くしただけのシェアハウスよりも、付加価値(コンセプト)を付けたシェアハウスが人気があり、英語力が身に付くシェアハウスや、管理栄養士が料理を作ってくれるシェアハウスが人気を集めている。
・コミュニケーションの機会をつくるために、花見やハロウィンパーティなどのイベントを定期的に開催している。

■質疑応答
Q.イベントの企画は誰が、どのくらいの頻度で企画しているのか?
A.最初の頃は管理人が、季節の行事に合わせたイベントの開催をしていたが、入居者同士のコミュニケーションが取れてくると自然と入居者同士で企画・運営してくれるようになる。規模が大きくなった際に、現状は、少しお手伝いをするくらいとなっている。

Q.どのような設備を準備しておけば良いのか?
A.共用部分で利用するものは家電製品(冷蔵庫、レンジ、湯沸し、洗濯機等)やリビングでの家具家電(ソファー、テーブル、TV等、食卓テーブル)があればよく、中にはベッドや個人用の机なんかも用意している場合がある。
基本的に、身支度と布団だけ準備してくれれば入居できる状態を用意してあげると喜ばれる。

Q.名古屋市内以外の郊外でのシェアハウスは、入居者が集まるか?
A.現在ではスタートしたことがある業者がいないので、 試験的にやってみないとわからない。

Q.どのように入居者を集めるか?
A.WEB検索でお問い合わせをいただく場合が多いのと、入居者からのご紹介がメインとなっている。

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