バケーションレンタル(Airbnbなど)による新しい不動産運用スタイル

昨日に続き、賃貸住宅フェアで参加したセミナーの内容をまとめていきたいと思います。
本日のテーマは「バケーションレンタル(Airbnbなど)による新しい不動産運用スタイル」
講師:株式会社SQUEEZE 代表取締役 館林 真一さん

これまでは「Airbnb」くらいしか聞くことが無かったですが、大きな枠組みとしてバケーションレンタルがあり、その一つとして「Airbnb」など、多くのサービスがあるんですね。バケーションレンタルとは、ホテルより安価であり、暮らすように滞在でき、ネットで簡単に予約ができ、ホストとの交流ができる民泊のようなサービスのことです。

海外では、こういった宿泊方法は一般的になりつつあり、各国で法整備も進んでいる。なのでAirbnbだけを取り上げても、物件の登録数は東京が5,000件程度なのに対して、パリでは4万件、NYでも3万件といった感じで日本はなかなか浸透していないですよね。
その理由は、以前もブログで書きましたが法律的な部分が大きな原因となるのかと思います。

【日本でAirbnbが広まらない要因】
1.旅館業法との絡み
2.転貸する際の、マンションオーナーとの契約
3.マンションの管理規約や管理会社の方針
4.ゲスト(旅行者)による破損や盗難
5.近隣住民への被害・事故

ここが、グレーのままだと大手企業は参入しないでしょうし、個人としてもリスクが大きいのかと思います。

しかし、2020年の東京オリンピックでの旅行客が来た時に、宿泊施設が希望する場所で確保できるのか?現在でも、地方で開催されるイベント開催時には宿泊施設が足りない事が起こっているので、こういったサービスも日本で受け入れる必要が出てくるのではないでしょうか?


気になっていた、利用者の質の悪さも、株式会社SQUEEZEさんの調べによると、若いバックパッカーの利用がメインでなく下記となっているそうです。
学歴:大卒以上が85%以上
年収:600万円以上が61%以上
年齢:35歳以上が62%以上


現在「Airbnb」をやっている方は、だいたい家賃の2倍から3倍くらいの収入を得ているようで、競争が激しくなってきているそうです。ホストの方は、より良いロケーションの物件を探し、インテリアや設備を充実させ、内装写真やコメント、ゲストとのコミュニケーションを充実させるなど、工夫しながら収益をあげられるように専業でやる方も増えているそうです。合わせて、英語が苦手な方、時間が無い方のサポートをしてくれるサービスもやってくれる会社さんがあるようなので、そういった部分も安心してやれる環境ができつつあるようですね。

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