空き家を賃貸として出すときの注意点【設備器具】

空き家を賃貸物件として貸し出す際には、設備として何をつけるのかを、しっかりと考えましょう。もちろん、エアコンからコンロ、電気、ウォシュレット、その他、入居者にとって便利なものは、入居者が入居を決める決め手になることも多いのですが、設備として付けている場合には、自然に壊れてしまった時には、貸主が修理しないといけなくなります。
つまり、この設備が付いているから、この家賃設定になっているといった感じで、設備に対しても、家賃が含まれているといったことになります。
また、入居者としても設備として付いている場合には、所有権が家主になるので、勝手に捨てることもできず、ご自身の持っているエアコンが付けられなかったりと、不便に感じる方や、ウォシュレットなどは、衛生的に嫌がる方もいるので、気を付けないといけないですよね。
一般的に喜ばれる設備は、入居世帯によって変わります。
単身者向け(1Rや1LDK)→何でも付いている方が喜ばれます。
エアコン(必須)・1口~2口コンロ(必須)・電気器具(必須)・ウォシュレット・追い焚き・オートロック(女性必須)・部屋干し・TVモニターフォン
新婚向け(1LDKから2LDK)→新しいものを好む方も多いですが、安く揃えようと設備が多いのを好む方も
エアコン・2口以上コンロ・ウォシュレット・追い焚き(必須)・オートロック・部屋干し・TVモニターフォン
家族向け(2DK以上)→ご自身で持っている設備を使いたい方も多い
エアコン(微妙に分かれる)・2口以上のコンロ・ウォシュレット・追い焚き・TVモニターフォン
上記からもわかるように、家庭向けの物件では、一般的に備え付け(追い焚き・TVモニターフォン)などは喜ばれますが、エアコンやコンロなど、引っ越しの際に持ってくる人も多いので、入居前に外してほしいと希望する入居者も多いです。
空き家物件=ご家族向けのサイズになると思うので、設備は最低限があればよく、余計なものは、外せる状態にするか、予め撤去しておくと良いと思います。
中には、設備として契約書に記載せず、必要があれば使ってくださいね。とサービスとして付けている大家さんもいらっしゃいますが、その場合は、入居者が勝手に捨てたり、壊しても文句は言えませんので、ご注意を。

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