今回はリノベーションして、古い建物を蘇らせた静岡の「ヒトヤ堂」さんを紹介したいと思います。
そもそもリノベーション(renovation)とは、既存の建物に大規模な改修工事を行い、用途や機能を変更して性能を向上させたり付加価値を与えることである。
※Wikipedia参照
それではリフォームと何が違うのか?一般社団法人 リノベーション協議会では、以下のように定義しているようです。
●リノベーションとは、機能・価値の再生のための改修、その家での暮らし全体に対処した包括的な改修
上記の定義から考えると、リフォームは表面的な修繕で以前の状態に戻すための工事に対し、リノベーションは全体的に手を加えて、建物に新しい機能や価値を生み出す工事となります。
さて、そんなリノベーション物件の中でも、個性的・価値が高い物件を作り出すには「掛け合わせること」がポイントだといえます。
静岡にもオリジナルの価値を生み出した、このようなリノベーション物件がありました。
「Café」×「Guest House」を掲げる「ヒトヤ堂」さん。
https://hitoyado.com/
こちらは静岡市葵区の街中に2018年にオープンし、もともとは37年間営業していた純喫茶だったそうです。ビル自体はなんと築50年(昭和44年築)となります。内装についても、以前の雰囲気を受け継ぎながらリノベーションすることで、レトロモダンな空間となってます。
以前の純喫茶の雰囲気を受け継ぎながら1階から3階までのリノベーションを行い、1Fは喫茶店、2Fと3Fはゲストハウスとなっています。宿泊場所でそのまま食事やティータイムを過ごせるため、遠方から静岡に来られた際の活動拠点として最適です。
他にもレンタサイクル等、さまざまな要素の掛け合わせをどんどんしていて、素敵な泊まれる喫茶店となっている魅力的な空間となります。
そのままでは価値が低い古い建物にも、リノベーションによって新しい価値が付加されます。
その方法は様々で、掛け合わせることによって多様な魅力が生まれます。
静岡がたくさんのアイデアで盛り上がる日がとても楽しみです。