愛知県にある高蔵寺ニュータウンの空き家リノベーション

愛知県春日井市にある高蔵寺ニュータウン

大阪の「千里」に続いて2番目に古いニュータウンとしてつくられた愛知県の「高蔵寺ニュータウン」
高蔵寺ニュータウンは、名古屋市の中心部から17kmに位置し、もともと名古屋市のベッドタウンとして多くの人の活動の中心になってきました。

ちょうど「団塊の世代」前後の層の方(当時は30代のご夫婦)が多く、スーパーから公園など住環境としてはどんどん発展していた地域ですが、現在は、急速な高齢化と人口減少(1995年をピーク(52,400人)に減少の一途)、それに伴った「空き家」が問題になっています。

そんな高蔵寺ニュータウンで、街の活性化と、若い世代が住みたくなるような街づくりを目的とした
「高蔵寺ニュータウン 空き家リノベーションアイデアコンペ」が行われました。


コンペの対象住宅A

コンペの対象住宅B

全国から143もの応募があり、2015年5月に結果発表がありました。

対象住宅Aの最優秀賞作品はコチラ

子育て世代を対象として、機能性とゆったりとした空間を確保した、使い勝手の良さそうな間取りですよね。
大きなランドリーを含む水回り、お子さんを目が届くところで遊べるような子育てゾーン、キッチンからリビングにかけての広々した空間。


対象住宅Bの最優秀賞作品はコチラ
とてもダイナミックな吹き抜けの空間と、和楽和家といったテーマにピッタリの魅せる梁の部分が素敵ですよね。
機能面でも、リビングが家の中心にどっしり構えてあり、誰が帰ってきても何をするにもリビングで顔を合わせれるような自然な導線が素敵です。

他にも、素敵な作品がありましたが、古い建物でもリノベーションして、新築同様に素敵な物件に生まれ変われば、これからどんどん中古市場にも目が向けられて活性化していくのではないか。
そして、それが街づくりの一部につながるような活動は素敵だなと感じました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする