賃貸住宅フェアin名古屋 メゾン青木/OpenA

本日も「賃貸住宅フェア」へ行ってきました。
あまりじっくりセミナーへ参加はできなかったのですが、メゾン青木の青木さんや、OpenAの馬場さんのお話は特に面白かったです。

昨日もありましたが、中古物件をいかに活用していくのか?その為には、物件を魅力的にしていくだけでなく、その地域の魅力を造っていくことで物件価値が上がっていくといった内容が特に面白かったです。

一般的にマンションオーナー様が、空室を埋めるために何をするか?
①お金をかけたリフォームや設備を充実させる
②あまりにも築年数が経過したアパートは、建て直す
③不動産会社にたくさんの広告費をかけて頑張ってもらう

こういった事をほとんどの家主様がされると思いますが、100人が住みたいと思うような地域であれば、そこに建っている賃貸住宅で奪い合うことになるので、上記の①~③を近隣の家主が繰り返し行っていくことになり、いつまでも費用をかけて最新の人気物件をつくっていく努力をしなければならない。しかし、地域の魅力を増やしていくことで120人が住みたいと思うような地域にすれば、お金をかけなくても入居者が集まっていく。

または、物件数が多すぎて溢れてしまっているのであれば、物件の利用方法や対象者を変えてみることで入居者を新しく作っていく。例えば、1Rが溢れている地域であれば、空いている1Rのマンションを事務所使用として入居者を探すのも有りですし、2室をぶち抜いてファミリー世帯を対象にするのも良いのではないでしょうか?

そういった入居者に合わせた物件の提供方法を考えていくのも大切になっているのと、そのエリアの需給バランスや、顧客層、ニーズ、トレンドなどを考えながら、需要がありそうな物件をつくっていく必要があるという事でした。


馬場さんのセミナーは「地方都市でのリノベーション事業の進め方」といったテーマでお話しいただきましたが、ポイントとしては、小さな成功事例を一つ作っていくことで共感してくれる人をつくっていくことが大切だという事でした。

Renovation = Re + Innovation と分解すると、イノベーションは共感してくれる人がいなければうまくいかないので、人に理解してもらえるような成功事例をまずは作っていくことで、物件力も上げていくことが出来るし、共感した入居者が増えていく流れができていくとおっしゃってました。

合わせて、リノベーション物件は、入居者や共感者を先につくっておいて、リノベーション工事自体も入居者とその友人など、周りを巻き込んでやっていくことで自然と口コミが広がったり、実際に壁塗り体験などをやってくれた人は愛着を持って物件を利用してくれる。合わせて友達などに共感者が増えていき、入居者希望者が自然に増えていく状態をつくることができる。

こういったリノベーション物件の事例は、「東京だからニーズがあるんだな」と思われる方も多いかと思いますが、馬場さんがお話しいただいた今回の事例は地方で事例ばかりだったので、こういった取り組みは地方でも始めは小さくやりながら成功したら、大きくやっていく!といった方法でやってみるのも面白いと思いました。



今回セミナーに参加させていただいたのは・・・

「行列の絶えない賃貸住宅のつくり方」
メゾン青木 青木 純さん
http://www.maison-aoki.jp/

「地方都市でのリノベーション事業の進め方」
OpenA 馬場 正尊さん
http://www.open-a.co.jp/

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