お部屋探しと言えば、おそらくだいぶ前は、空き部屋に看板を建てて入居者を探すようなところから始まり、部屋探し専用の雑誌、そしてパソコン(WEB)での検索が多くなってきたが、最近の部屋探しは、スマホで検索する利用者が増えているようです。
リクルート住まいカンパニーが「2014年度賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査(首都圏版)」を発表しました。
その調査結果によると、部屋探しをする時に利用する情報源で、スマートフォンサイト・アプリ利用率が29.9%と昨年より7.2ポイントも増加しているそうです。検索数では昨年比の1.3倍となりました。
その一方で、部屋探しをする方の利用率が一番多いパソコンサイトは、49.2%と3年連続減少しているようです。そうは言っても、やはりパソコンでの検索はダントツに多いわけですが、年齢層によっても傾向が異なるようで、やはり20代くらいまでの若い方の部屋探しでは、特にスマートフォンでの検索が増えているようですね。
また、不動産会社への訪問数は平均的に1.6店舗との結果でした。
「0店舗(訪問していない)」という回答は12.2%で過去3年間の中で最も高い割合でした。
その要因としては、やはりネット検索であれば物件情報が、間取りや家賃条件だけでなく、写真もたくさん掲載されており、さらに最近では内覧動画で魅力的に紹介されている物件も多いからではないでしょうか?
その他の項目でも、実際に見学した物件数は平均2.6件で、見学数「0件(見学していない)」は9.5%、「1件」は15.2%だった。
1物件あたり写真20点を見ることができる不動産検索サイトがある場合、さらに欲しい情報は「実際に物件を内見しているような内覧動画がある」が最も高く43.7%だった。
内覧動画としてニーズが高いものは、順に「部屋の中を実際に移動し、動線がわかる動画」(72.6%)、「リビング・各居室全体を映した動画」(60.7%)、「キッチンや水回りの設備を稼働させている動画」(57.2%)だった。
つまり、今後のお部屋探しでは、これまでのように不動産会社へ行ってから物件を紹介してもらい、最終的に2~3件のお部屋へ行って決める。といった流れでなく、不動産会社へ行く前に、物件の雰囲気が掴みやすい写真や、内覧動画がある物件で、実際に現地に行く前にある程度の選定がされてしまうのではないでしょうか?
不動産会社へ行く前に、写真と動画を見て、ある程度決められてしまうのであれば、内覧写真や内覧動画をきっちりと撮影し、不動産会社のサイトへ綺麗に反映してもらうのが一番の入居者募集の決め手になるのではないでしょうか?